2015年06月18日

『坊主と乞食と社長』



『坊主と乞食は3日やったらやめられない』という言葉を


一度くらい聞いたことがあると思います。




私は、坊主と乞食に加えて、『社長』を入れることにしています。


『坊主と乞食と社長は3日やったらやめられない』です。


一度でも社長と呼ばれた人は、ずっと社長と呼ばれたいそうです。




日本には、400万以上の会社があります。


ということは、(一人で何社も社長を兼任している人もいますが)


経営トップの社長が、毎年400万人もいるということです。


この内、個人事業主、いわゆる自営業者が6割程度で、


法人化した企業が4割ほどあると言われています。




国税庁のデータでは、法人企業の約7割は赤字となっています。


日本の税収が少ないはずです。


損益計算書の上で赤字でも、キャッシュフローに問題がなく、


金融機関からの信用を失わない限り、企業は倒産しません。


企業が倒産しなければ、従業員の給与から


税金(所得税や地方税など)がとれます。


企業は、なるべく倒産させない方が良いという面があります。




以前、面白い統計を見たことがあります。


江戸時代の大名家(300諸侯と呼ばれた)で、


石高の小さな藩と大きな藩では、


どちらの殿様が寿命が長かったか、という統計データです。




皆さんは、小さな藩の方が気楽なので、


トップである藩主も長生きだったと思いますか?


それとも、大きな藩の方が、組織が大きく、


有能な家老もいて、実際は、藩主の心身への負担が少なく、長生きだったと思われますか?




細かい数字は覚えていませんが、答えは、


大きな藩の藩主の方が長寿だったようです。




やはり、一人でいくつもの役割を果たす必要のある小藩の殿様は、


心身両面でのストレスも大きかったのでしょうね。


自営や中小企業の社長さんにエールを送りたくなります。


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Posted by KFToyo  at 23:48 │Comments(0)経済歴史経営ビジネス

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