2015年06月06日
《会社・逆さま組織図》
《会社の組織図は逆さまに書こう!》
皆さんの会社の組織図は、どのように書かれていますか?
ある程度の規模がある会社ですと、組織図のトップに社長などの経営者、
次に事業部長や支店長クラス、各部門の部長や課長、そして主任以下の一般社員、
アルバイトなどという順番に、上から下に書かれています。
組織の中から見ればそれで良いのですが、市場と企業の関係を考えると、
市場を上して、会社の組織図を上下逆さまにして、
その市場に組織図がぶら下がるように書くことを薦めます。
会社で実際に市場(お客様)と結びついているのは、組織の下の方(現場)です。
会社には、引力のように、市場から離れる力が下の方に向かって常時働いています。
油断していると、市場から剥がれ落ちてしまいます。
組織が肥大化して、組織自体が重くなり、効率が悪くなり、
市場との結びつきが弱まると、
徐々に組織全体が市場から剥がれ落ちていくイメージです。
企業のトップは、常に市場との結びつきが強くなるように、
市場の動きを察知し、
自らの組織を刷新し、
軽量化する必要があります。
そこで怖いのは、市場自体も新陳代謝を繰り返すために、
しっかりくっ付いていたつもりになっていても、
そのくっ付いていた市場ごと剥がれ落ちる可能性もあります。
社会のインフラに長期にわたって関与している企業以外は、会社の寿命は短くなります。
それは、事業を始めた瞬間から、市場から落ちる力が働くからです。
皆さんも組織図を上下逆さまに書いてみてはいかがでしょう。
市場(お客様)に、しっかりと根を張っていますか?
そして、あなたの会社がぶら下がっている市場は、あと何年間、もちそうですか?