2015年05月20日

日本は自然災害大国!!

今年も、早速、台風6号が通り過ぎていった。
現在、台風7号で、小笠原周辺は暴風雨になっている。
台風の大型化だけではなく、日本列島では、火山が活動期に入り、更に大地震の発生確率も高くなっている。

日本は本当に自然災害大国なのか?

日本の自然災害を調べてみた。
戦前の記録は不確かなので、1945年以降のデータを参考にした。

日本では、ありとあらゆる災害が発生している。

例としては、地震、地震による火災、火山噴火、火砕流、津波、山崩れ、地滑り、洪水、雪崩、寒波、大雪、台風、高潮、竜巻、熱中症などである。東三河でも、これらの災害の中で、7つ位は当てはまる。

日本で発生しにくい災害としては、熱波、長期の日照り、砂漠化、気象異常による食料不足からくる飢餓などがある。

1945年以降では、1959年の伊勢湾台風(死者・行方不明:5098人)までは、大型台風や豪雨により、毎年、何千人もの人命が失われていた。

その後は、大規模な公共投資によるインフラ整備や観測網のおかげで、阪神淡路大震災(同:6437人)、東日本大震災(同:18506人)を除いて、年間の死者が1000人を超えることはなくなった。 近年では、100人以下となることもある。 日本国は1000兆円以上の借金を抱えているが、この借金の一部は、少なくとも災害による人命損失の低減には貢献していると言えるのかもしれない。

我々は、自然災害に対して、少し慣れっこになっているところがあるが、外人の同僚に聞くと、彼らの国では、甚大な被害をもたらす自然災害は少ないそうだ。 

例えば、ドイツやフランスでは、洪水や寒波、熱波が偶に発生する。しかし、被害は限定的である。これらの大陸国家では、自然災害の脅威よりも、他国からの軍事的な脅威の方がより深刻で現実味があると言っていた。

シンガポールでは、何年か前に、激しいスコールで地下街に水が流れ込み、一人亡くなったとのことである。 アメリカ、中国、ロシアなどの大国では、国土が広いために、自然災害は多いが、日本ほど災害の種類は多様ではないと言っていた。 また、これらの国では、首都や大都市などの人口密集地での自然災害は、極めて稀である。

日本は自然が多様な面を現わし、変化に富んでいる。だからこそ、自然の恵みが豊富である。 四季があり、風光明媚な景色があり、様々な食材が豊富にあり、温泉があり、多様な自然が多様な文化を育んでいる。 自然からの恵みの多さと、自然災害があっても、その試練を乗り越える智慧があることが、どれだけ災害が多くても、日本人が日本という島国から逃げ出していかない理由の一つかもしれない。



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Posted by KFToyo  at 06:22 │Comments(0)社会自然

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