2016年12月23日

トランプ新政権の本気度は?



トランプ新政権で 創設される 国家通商会議のトップに

ピーター・ナヴァロ氏が任命されたとの記事があった。


口先だけの政権と言われたオバマ氏は

“ Yes, We Can ! (But we don't do anything.)”

「はい 私たちは (やろうと思えば) 何でもできる!

(でも 何もしないけどね)」

と揶揄されたが

トランプ氏は どうか?


YouTubeに トランプ氏に対して

強い影響力を持つとされるナヴァロ氏が作成に関わった

中国問題の動画がアップされている。


特に Episode 5 の 「中国と日本の間で 戦争は起こりうるか?」

は興味深い。


『政治的な出来事には

“偶然” という言葉は存在せず

すべて意図されている。

そして その意図は

公開されている情報から

事前に 9割以上 知ることができる』

と言われる。


「事が起こってから 慌てて 言い訳の為に

陰謀論を唱えるのは 愚かな行いである」

とも言われる。


英語に抵抗がない人には 下記の6つの動画の閲覧を奨めたい。


Death By China: How America Lost Its Manufacturing Base

https://m.youtube.com/watch?v=mMlmjXtnIXI



Episode 1: Will There Be War With China?

https://m.youtube.com/watch?v=BBe2wpZqN0s



Episode 2: The World At the Tip of a Chinese Spear

https://m.youtube.com/watch?v=BUA_wh88fYc



Episode 3: The Wild Card of North Korea

https://m.youtube.com/watch?v=odiv79hZhB4



Episode 4: The Unsinkable Aircraft Carrier of Taiwan

https://m.youtube.com/watch?v=HEjlcmfNt3Y



Episode 5: Will There Be War Between China and Japan?

https://m.youtube.com/watch?v=1csrTOxJ8JM

  


Posted by KFToyo  at 11:53Comments(0)社会経済国際歴史

2016年11月03日

ビジネス成功者の共通項は。。。

ビジネスの世界で 長期にわたって 成功してきた人々は

決まって いくつかの共通することを言っている。

そのいくつかを列記してみる。


- 仕事に対する情熱と強い意志を持っていること

- 世間体を気にせず 今 流行っていることではなくて 未来を創造すること

- 良きパートナー 良きチーム を得て 人を育てること

- 人生を楽しむ余裕を持つこと

- 自分の仕事に誇りを持ち 安易に 利潤追求に走らないこと

- 賢くあろうとせず 探求し続けること

- 常に新しい目標に向かって努力をし チームが目標を見失うことがないようにすること


これらの結果として ユーザー (社会とも言える) と チーム (仲間) に

感動と幸福感 そして満足感を与えることができた者だけが

成功者となり 生き続ける。




  


Posted by KFToyo  at 19:06Comments(0)社会教育経営ビジネス創業人生

2016年10月30日

仕事がなくなる!?


10数年前に 米国系化学メーカーに勤めていた時の話である。

米国本社で カスタマーサービスの北米担当マネージャーをしていた女性から電話があり

1ヶ月の猶予期間を置いて 解雇されるので

親しくしていた同僚に挨拶の電話をしているとのことであった。



彼女の説明では

6ヶ月ほど前に

インド人のカスタマーサービス担当者を教育するように 会社から指示があった。

それで 数十名のインド人社員を 米国と インド現地法人に出向いて教育してきたが

教育研修が終了した途端に 上司から すべての北米のカスタマーサービス業務は

今後 インド現地法人が担当するので 北米のチームは解散するとの決定が伝えられ

彼女は 残務処理が済み次第 解雇されることになった。


インド人の社員は 一般に 英語を流暢に話し 賢い。

人件費は 米国と比べて 4分の1から 10分の1である。

北米のカスタマーが その化学メーカーに 電話をしたり メールを送ったりすると

すべて インド現地法人が 24時間体制で対応する。


それから 数年して 日本でも 同様のことが起きた。

日本の場合は カスタマーサービス業務は すべて 上海に移った。

当然 日本の社員は 補助要員一人を残して マネージャー以下全員解雇された。


経理業務も同じで 日本の経理処理は 9割以上が上海に移管された。


ITの技術革新により コストの高いところが嫌われ

低コストの地域や国に業務を移管することが可能になった典型的な例の一つであった。


最近は 更に技術が進歩し

データ蓄積と 人工知能などの応用により

カスタマーサービス業務の大半を自動化し始めている。

インド人や中国人も 職を失いつつある。


日本でも

交通機関の予約や 通信機器や家電などの 取り扱い方法などを

メーカーに聞こうと思って 相手会社の担当窓口に電話をかけると

最後まで 音声案内が対応することが多くなった。


話は変わるが

今 話題の自動運転も 本当に実現すれば

タクシー バス トラックなどの運転業務は 大半が消滅する。


人間でなければならないと言われていた映像や音声も

コンピュータで作られた世界と現実のものとの差がなくなってきていて

所謂 「不気味の谷」を越えつつある。


声優やナレーション 俳優の出番が減る日は そう遠くはない。


囲碁の世界的な棋士が

DeepMind社の人工知能 アルファ碁に 1勝4敗で負けたのは 今年のことであった。


数十年後には

プロ野球チームやサッカーチームの半数以上は ヒューマノイドかもしれない。


そう遠くない将来に 医師や弁護士の役割も

8割以上は 人工知能とセンサー技術 分析技術が融合した技術が果たすであろう。


人工知能や ロボット ヒューマノイドなどを作る産業は発展するだろうが

これらの産業が雇用するのは

相当に知能が高いか 特殊な技能 技術を有する人だけである。


昭和30年代頃に

金の卵と呼ばれて 集団就職列車で上京した中学生達を 吸収してくれたような

「昭和の工場」は これからは何処にもないのである。


実体経済においては 収入を得るための仕事が消滅しつつある。


国や自治体が 債務を増やしながら 賃金を得るための仕事を維持しようとしているが

債務は増えるばかりである。


一方で 金融経済は 既に 実体経済の10倍以上の規模を持ち グローバルに肥大化し続けている。

そして 貧富の差の拡大が止まらなくなっている。


技術革新に伴う経済や社会の変化によって

既存の経済や社会のシステムが機能不全を起こし始めているのだが

明確な解決方法や針路が定まっていない。


一番遅れている政治の不作と不毛 そして不作為の時代が続く。


しかしながら 技術的特異点(Singularity)は

政治や宗教や思想が邪魔しない限り 数十年後(2045年)には 確実に来る。





  


2016年10月16日

秋の景色


今朝 庭で見つけた秋の景色を写真に撮ってみた。

スマホに新しくインストールしたカメラアプリの性能テストでもある。


秋といえば 冬を前に 樹々は葉を落とし 花は枯れて

夏のアクティブな 「動」から 「静」ヘというイメージが強い。

でも 秋から冬かけてこそ 「生命力に溢れる」植物もある。


ツワブキ (これから 黄色い花を咲かせる)

ツワブキ 蕾

万両 (実が大きくなってきて 赤く熟すのはこれから)

万両

みかん (実が大きく膨らみ これから黄色く色づく)

みかん と 蝉

みかんの実の左上に 茶色く見えるのは 蝉 (クマゼミ) の脱け殻である。

でも この蝉の赤ちゃんは 脱けきれずに力尽きている。


植物は 動物とは異なる時間軸と空間軸で生きている。


秋は その軸の距離が 少しだけ縮まるように感じられる。



  


Posted by KFToyo  at 14:30Comments(0)経済自然経営ビジネス創業人生

2016年07月14日

自分と他人




人は 自分が当事者だと動揺しやすく

冷静な判断ができない。



他人の人生相談には しっかりとしたアドバイスができるのに

自分の人生は計画的ではない人がいる。



人は 自分のことは見えない。

自分を見たければ 鏡がいる。



仮に 鏡があっても

それを覗き込むのには勇気がいる。



本当は 一日に一回は

自分を映す鏡を じっと冷静に見る時間が欲しい。



そこには 日々 悩み 変化し

老いていく 自分が映っているだろう。



他人の老いは 敏感に意識できても

自分の老いを 日々 冷静に捉えることは難しい。



一日に 一回は (できれば 朝起きたときに)

自分の 心の鏡を覗いてみよう。



今日 何をなすべきかが見えるかもしれない。




  


Posted by KFToyo  at 23:56Comments(0)社会経済教育経営ビジネス人生歴史

2016年07月13日

就活中のあなたへ



ある会合で

就職活動をしている若者に

『就活を成功させるためにアドバイスをください』

と話しかけられた。




私が 企業側の管理者として

新卒 中途を問わずに

採用に関わってきた経験があるということを

人づてに聞いて

何か参考になる意見が欲しかったようだ。



急な質問であったので

その若者の期待に応えられたかどうかは不明であるが

私は 次のような内容を伝えた。



採用する側(企業側)から見れば

健康であること

意欲があること

チーム(組織)の中で成果を上げられること

専門知識のベースがあること

粘り強いこと

その人と一緒に働きたいと思えること

広い意味で 募集要項を満たしていること

などが 希望される人物像ということになるであろう。



さらに 面接では 『印象』という ある意味漠然とした要素も大きい。



面接する側も人間であるから

どうしても『印象』という感情の部分が出てくる。



簡単に言えば 『好き・嫌い』ということだ。



以上は 採用する側から見た意見である。




それでは 就活をする側は どうであろうか?



一言でいえば

『最後は 必ず 自分の意志で決めろ』

ということだと 考えている。



親 兄弟 親戚 先生 友達 先輩 等々

いろいろな人々の意見を聞くのは とても大切なことである。

また 自分が興味がある分野の現状や将来性を

徹底的に調べるのも奨められる。



数年間の腰掛の就職なら別であるが

“あの企業は有名企業だから” とか

“あの仕事は皆がカッコいいと言うから” とか

“あの仕事は安定しているから”

といった理由は あまり感心しない。



民間企業にしろ 公務員にしろ

何十年も安定して成長し続けることはないし

その仕事が本当に その人にとって適職かどうかは

やってみないと分からない面が多い。



結局のところ

就職する側も

企業訪問や面接を通して 

自分の肌で感じた『印象』を

大切にする方が良いように思う。



ここでいう『印象』というのは

“親しみ”

“好感”

“尊敬”

“あこがれ”

“希望”

“わくわくする”

“勇気”

といった言葉をイメージできる印象である。



そして 

必ず 最後は 『自分で決める』ことである。




就職は

自分で稼いで

自立・自活する

人生への第一歩となる。



その若者が 来年 春に

より良いスタートを切って欲しいと

心から願っている。





  


Posted by KFToyo  at 23:35Comments(0)社会経済教育経営ビジネス人生

2016年07月12日

御用聞き営業は時代遅れ?



インターネットが爆発的に普及する以前は

営業の仕事といえば

お客さんを 丁寧に 頻度高く回り

自社の商品やサービスの利点を

こと細かに説明し 商売に結び付けることが第一あった。



お客さんは 製品や市場の情報の多くを営業担当者から得ていた。

当然 営業担当者には

他のサプライヤーよりも お客さんを多く訪問して

良好な関係を築くことが強く求められた。



ところが インターネット技術とコンテンツが十分に発達してからは

お客さんは

国内外の様々なサプライヤーの情報を

瞬時に入手できるようになっている。



パソコン上で ある程度 サプライヤー間の比較ができるので

営業担当者が訪問する前に かなりの予備知識を持っている。



さらに デフレが進み 原価を抑えるために

一円でも安く購入したいという欲求が前面に出るようになった。



『御社とは長く取り引きしてきたけど

他のサプライヤーが同じ品質のものを低価格で供給すると言っているので

そちらを使うことに決定したよ。

長い付き合いだったけど 悪く思わないでね』

と購買担当者に突然言われるケースが増えてきている。



お客さんの尻を追いかけまわす営業では

なかなか商売を維持できなくなっている。



今は 単なる御用聞き営業では 市場で生き残り 成長するのは不可能な時代である。



そこでよく言われるのは 提案型営業である。



お客さんの少し前を行って

お客さんが抱えている問題を解決したり

本当に欲している商品やサービスを提供することが求められる。



しかし 提案型営業をしようにも限界がある。



有名なスティーブ・ジョブズの言葉に 次のようなものがある。


『ユーザーを調べて

より良い売れる製品をデザインしようとしても難しいものだ。

なぜなら 多くの場合

人は形にして見せてもらうまで

自分は何が欲しいのか分からないものだから』



今いるユーザーをいくら研究しても

その対象の中には 本当に新しい商品やサービスは存在していないということだ。



ユーザー(市場)に寄り添いながらも

ユーザーでさえ気付いていない未来の商品やサービスを

常に模索し 形にして

ユーザーに提案し続けられなければ

近い将来 市場から脱落していくことになるのであろう。



もし あなたが

お客さんの “将来の声” を聞き取れる御用聞き営業であれば

御用聞きも大いに推奨されるところである。



ユーザー訪問の時には

事前の準備をして 問題意識と目的を持って訪問し

同時に 常に 新しい何かを感知するセンサーをオンにしておく必要がある。 



逆行するようであるが

ユーザー数を減らし

一日当たりの訪問件数を減らして

ユーザー一件当たりに費やす時間を十分にとれるようにすることも

有効な営業戦略かもしれない。



ジョブズのもう一つの言葉:


『消費者に

何が欲しいかを聞いて

それを与えるだけではいけない。

なぜなら

それが完成するころには

彼らは新しいものを欲しがるだろうから』




  


Posted by KFToyo  at 23:15Comments(0)社会経済経営ビジネス

2016年07月11日

サラリーマンは“運”次第?!




以前勤めていた企業の旧友から電話があり

数年ぶりに再会して 昼食を共にした。




わざわざ東京から豊橋まで来てくれた理由は

来年 定年を迎えるので 普段会えない友達に

直接会って 挨拶をしたいということであった。




彼の状況は 定期的に連絡を取り合っていたので

ある程度は把握しているつもりであったが

定年退職前のここ数年の間に

彼が経験したことには 驚きを隠せなかった。




予め言っておくと

彼と私が新卒で入社した企業は

化学系の一部上場企業で 創業100年を超え

今までに一度も赤字になったことがないというのが自慢であった。

就業規則上の定年は65歳を謳っている。




彼が 経験したことを記すと:


まず (これはどの企業でも見聞きすることであるが)

A事業部の部長であった彼が 56歳になった時に

かつての部下が上司になり

彼は担当部長という名称のサポート業務に移された。



この時点で 彼の年収は4割ダウン。




次に 58歳になると その上司との個人面談が始まった。

最初に言われたのは

“タイトルが一切なくなる”ことと “給料が新入社員並みになる”こと。



そして

毎週のように行われる面談で 執拗に言われたのは



 『この会社に あなたのポストはありません。

退職金の上乗せをするので 今 会社都合で退職されるのが あなたのためですよ』




彼は 技術士などのいくつかの資格があったので

早期退職して再起を図ることも考えたが

家族の反対もあり 会社側には

働き続けたいという意思を伝え続けた。



その結果 実質的な定年である60歳を迎える来年の誕生月までは

在籍できる見込みになった。



この間に 彼は体調を崩し 体重が10キロも減って

今でも心療内科通いだと言っていた。



早期退職の対象になっているのは50歳以上であるので

他にも かなりの人数の従業員が

上司や人事部からの組織的で執拗な退職勧奨によって

会社を去っているとのことであった。



彼などは 56歳になってから対象になっているので

まだ良い方だったのかもしれない。

そして 年収は激減しても 60歳までは勤められる。

それでも 年金の支給までは さらに3年あるが。。。



ところが この早期退職制度の対象(退職勧奨)になっていない事業部もあるという。



それは その企業の保守本流の部門であり

利益率は低いが 売り上げが大きく 常にキャッシュを生み出しているB事業部である。



このB事業本部には 同期が数十名在職しているが

誰も早期退職の面談を強いられていないそうだ。

もちろん 本人から自発的に希望すれば別である。



さらに 役員(取締役クラス)候補になっている同期が3名いるが

すべてB事業部に入社の時からいる人たちであるという。



入社した時には

彼が所属していたA事業部が

利益率や事業の成長率が高く 所謂 『花形』事業であった。

同期の中で 優秀な人間がA事業部に集められていた。

そして B事業部は 所帯は大きいが

『負け犬』 と 『金のなる木』という分類を行ったり来たりしていた。



会社(事業)の寿命は30年と言われるが

一つの事業が30数年後にどうなるかは 20代の若者には分からない。



サラリーマンで成功したければ

もちろん日々の努力や研鑽は大切であり必須である。



しかしながら 何ともしがたい『運』のようなものがあることも確かであるようだ。



PS: 彼の話には続きがある。

彼の上司(かつての部下)は その後 子会社に移動になり

さらに 数か月後には退職勧奨により 会社を去った。

その上司は 私も良く知っている人間であったが

真面目な人間味あふれる好漢であった。



サラリーマン人生は 悲喜こもごもである。





  


Posted by KFToyo  at 22:05Comments(0)社会ビジネス人生

2016年07月07日

スーパーの自動レジ機



大手のスーパーの中には

自動レジ機を導入しているところが増えてきている。



数年前には

例えば 10台ほどあるレジの内 試験的に 自動レジ機を 数台程度配置していて

慣れない人のために サポートの店員が 必ず近くにいた。



最近では 自動レジ機の信頼性や性能・効率が向上し

レジ機の台数全体に占める自動レジ機の比率が増えてきている。



ある自動レジ機 (無人レジシステム)のメーカーの資料によると

レジ4台と店員用の監視端末1台の基本セットで

価格は 1500万円だそうだ。



レジ4台を 店員1人でカバーできる。



因みに 自動レジ機導入によるコストダウンは

年間500万円前後である。



大手スーパーの経営者であれば 直ぐにでも導入したいであろう。



スーパーの店舗運営のことは詳しくないが

通常 1台の有人のレジを運営するのには 数名のパートを雇用するのではないだろうか。

つまり 10名ほどのパートの雇用の場が失われて 1名の雇用が確保されたことになる。



スーパーにとっては 店舗の運営コストは 大幅に削減できるが

同時に 地域の大事なユーザー(顧客の購買能力)を失ったことにもなる。



スーパーで職を失った方々が

成長産業となるであろう 自動レジ機を開発製造する企業に

そのまま採用されるのであれば問題はない。

しかしながら 職能や年齢 採用枠などを考えると それは相当に難しい。




自動化やロボットによる効率化については

アメリカの自動車メーカーにおける 経営者と労組会長との有名な話がある。



フォード自動車のヘンリー・フォード二世と

全米自動車労働組合会長のウォルター・ルーサーが 

一緒に 当時の最新の自動車工場を視察した時の会話である。



フォード: 『ウォルターさん   あなたは ここに配置してある優秀なロボットたちから どうやって組合費を徴収するかね?』

ルーサー: 『ヘンリーさん   それでは あなたは ここにいるロボットたちに どうやって車を買わせる気だね?』




スーパーのレジ係に限らず

人工知能やロボット化による技術革新により

既に職場が激減したケースや

これから雇用の場が失われると予想されるケースが

いたるところで見られる。


例えば:

セルフのガソリンスタンド

警備員

工事現場の作業員

生産工場労働者

倉庫管理業務

高速道路や自動車専用道などのゲートの係員

電話相談窓口係

受付係

映像・音響・デザインなどのクリエーター

タクシー・バス・トラックなどの運転手

企業の中間管理職

経理担当者

銀行・証券などの金融機関

医師・弁護士などの専門職 等々




話は変わるが

先日開催されたソフトバンクの株主総会に関連して

面白い記事があった。



総会では

孫代表が 人工知能が人類の総知能を超えるとされる 『シンギュラリティ問題』に

熱弁をふるい ビジネスや投資における人工知能の重要性を強調した。

 

また 孫氏は 自己学習能力(ディープラーニング)を進化させた人工知能は

人類のIQを100とすると IQ 1万程度になるとの予測も述べた。



更に ワンマンなトップにありがちなことであるが

孫代表は 一昨年採用した次期社長候補を 実質的に解雇した。



今年59歳になる孫氏は まだ10年は トップを続けるともコメントした。



この発言に関連して 記事では


 『10年後の孫氏の後任は IQ 1万の人工知能では?!』 と

半分本気で皮肉っていた。



数十年後になくなる職業の中に

経営者も列記されるかもしれない。




現在の経済システムでは

大多数の人は 働いて(労働を提供して)賃金を得て

その賃金で 税金を払い 様々な消費活動をして 生活をしている。




残念ながら

現時点では 失われた雇用の場や規模に相当する 新しい産業は現れていない。



資産家の投資対象としての新市場や資源はあるようだが

大多数の人々の所得を向上させるような産業は なかなか見当たらない。



日本の場合

技術革新や 産業構造の激変に加えて

労働力人口の絶対数の減少が続いている。



経済学的に とても難しい時代を迎えている。



戦後の高度成長期の旧時代を懐かしむものとして

どんなに急いでいても

せめて スーパーのレジでは

必ず パートの人がいるレジに並ぶという

ささやかな抵抗をするようにしている。



  


Posted by KFToyo  at 23:53Comments(0)社会経済経営ビジネスコンピューター

2016年04月19日

“ ケチ ? ” “ 倹約 ? ”



高校の時から

字を書くときは

シャープペンシル (シャーペン)ではなくて

鉛筆を使っている。




鉛筆の方が

脳の思考回路との

相性が良いと

勝手に思っている。





シャーペンも 予備として

 いつも持ってはいるが

使うことはない。




鉛筆が短くなると

ペンシルホルダーを利用している。






ここ10年程は 

ステッドラー製の

ペンシルホルダーを

愛用するようになった。




鉛筆の寿命を延ばそうと

いろいろと工夫しているうちに

鉛筆の長さが 2cm程になるまで

書き心地を損なわずに

使えるようになっている。




“ もったいない” から

というより

1本の鉛筆と

できるだけ長く

付き合いたいからである。




本人の感覚とは

関係なく

これを

“ ケチ ” という人もいれば

“ 倹約 ” という人もいる。



  


Posted by KFToyo  at 23:51Comments(0)人生